戦後日本の経済成長にみる政府と市場
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概要
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現在進行しつつある、ソビエト連邦および東欧諸国における中央計画経済の破綻から市場経済の導入にいたる過程は、戦後日本を経済発展のモデルケースとして研究する重要性を高めていると言えよう。戦後日本経済成長に関して、日本政府の果たした役割については様々な議論がある。欧米の学者の間では、日本政府は産業政策に沿って必要な資源配分を行い、より効果的に経済成長を促進したとの見方が多い。その一方で、戦後日本の例が意味することは、急速な経済成長を促すには、中央計画経済のような集権的な体制が不可欠なのではなく、市場経済においてこそより高い経済成長を維持できる点であるとも考えられている。したがって、本論では、こうした戦後日本の経済成長を例として、政府と市場の経済成長を促進する上での役割を明らかにする。
- 聖学院大学の論文
- 1990-12-20
著者
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