教育心理学の学校教育への貢献 : 学力と評価を中心に(準備委員会総会記念講演)
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概要
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教育心理学がどこまで教育実践に役立つかはしばしば論議されてきたが,以前の論議の多くは一般論・抽象論に留まり,教育心理学の不毛性という言葉だけが空虚な響きを持って語られることが多くなった。また最近では,学校心理士の養成と絡んで実践そのものが問われるようになったが,それを教育心理学の理論と関連づけ,学問的体系としての実践性を問うという段階にまでは至っていない。そこで本論においては,今日の小・中学校において解決が求められている学力と評価の問題にしぼり,教育心理学の学問的貢献の可能性を検討する。このように問題を限定することによって,貢献の実際と可能性を具体的に論じることができ,また教育心理学の理論的発展にとっての課題が明らかになるであろう。
- 日本教育心理学会の論文
- 2004-03-30
著者
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