漢字を学習材料とした読字学習の機構に関する研究:I : 児童における日本語2音節と図形の有意味度と熟知度
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
rights: 日本教育心理学会rights: 本文データは学協会の許諾に基づきCiNiiから複製したものであるrelation: IsVersionOf: http://ci.nii.ac.jp/naid/110001892006/The ultimate purpose of this study is to investigate the mechanism of learning to read Japanese ideographs on the part of primary school children. In this paper is described the planning to construct learning materials and then the analysis of them. 1. The Ss chosen for testing meaningfulness and familiarity of two-syllable Japanese words are 150 children of the 5th grade in Ashikaga city, Tochigi Prefecture. For measuring meanigfulness, they are asked to write out the associated words when given a stimulus word of two syllables. For Lamiliarity, they are asked to rate each of the 100 two-syllable 'words according to "Four-point rating scale". Table l indicates production values(m) of meaningfulness. Table 2 indicates f-values, familiarity of the 100 words. The coefficient of the correlation between Tables 1 and 2 is 0.955, the tegression line being Y'=1.23X +0.84. 2. The Ss chosen for testing meaningfulness and rfamiliarity of figures are 171 children of the 5th grade in Ashikaga city. The procedure adopted is the same as above, Fig. 1 and Table 3 indicate production values(m) of figures. Fig. 2 and Table 4 indicate f-values. The coefEicient of the correlation . between Tables 3 and 4 is O. 880 and the regression line is Y'=1.20X +1.63, which is approximately the same as the regression line of the two-syllable words. 3. The experiment of paired-associate learning is planned to analyze the children's mechanism of learning to read Japanese ideographs. The Ss are 120 children of the 5th grade in Ashikaga city. Learning materials of paired-associates are figures (i.e. S's) and two-syllable words (i.e. R's). The results obtained are in this order : H(H=high familiarity)-H, L(L=Low familiarity)-H, H-L, and L-L. This indicates that high familiarity of two-syllable words is the most significant factor in effective learning. Similarly, high familiarity of figures plays an important role in effective learning.
- 日本教育心理学会の論文
- 1970-09-30
著者
関連論文
- 学習(551〜558)(部門別研究発表題目・討論の概要)
- 原理・方法(101〜110)(部門別研究発表題目・質疑応答・討論の概要)
- 小学校児童における英語に対するイメージ
- 2 学習・思考 : a 学習課程(日本教育心理学会第9回総会部門別研究発表題目・討論の概要)
- 視覚障害児童生徒・聴覚障害児童生徒・健常児童生徒における多義語の意味の広がり過程の実態調査(その1)
- カウンセリングにおける言葉の問題 (よく聴くよく話す)
- どうすれば身につく読書習慣 (学習習慣づくりの決め手)
- ゆたかな言語感覚を育てる (情報化社会と子どもの読書)
- 自主シンポジウムII : 幼児の概念形成と言語教育
- 学習における映像と言語のかかわりに関する効果的利用の実証的研究(その2)
- 教科学習(616〜621)(部門別研究発表題目・討論の概要)
- 認知型に関する教育心理学的研究
- 606,607 学業不振児の治療教育(その4) : A・B(14.学力,日本教育心理学会第5回総会部門別研究発表要旨・討論の概要)
- 言語教育心理学の構築
- 学習心理学・発達心理学・臨床心理学の学校心理学への貢献
- 学校心理学とスクールカウンセリング
- 『三匹の子ぶた』に関する心理学的研究(3) : 幼稚園児の父親と母親の考える「望ましい物語」について
- 『三匹の子ぶた』に関する心理学的研究(2) : 幼稚園教師の考える「望ましい物語」について
- 『三匹の子ぶた』に関する心理学的研究(1) : 物語の構造と伝えられる価値の分析を中心に
- 教授・学習5
- 提案IV(国語教育の実験的研究-その課題と方法-,第58回学会,文章表現力)
- 2-3 発達(日本教育心理学会第7回総会部門別研究発表題目・討論の概要)
- 幼児の言語獲得に関する研究の動向
- 筑波大学の一般入試 (教育改革と筑波大学)
- 臨床 A-7 スクールカウンセラーの役割に関する学校心理学的研究(2) : 小学生を対象としたニーズ調査の結果より
- 登校拒否症の診断および治療に関する研究(総合研究・試験研究要約)
- 物語を読む際に喚起されるイメージの視点と文章の視点の関係
- 漢字を学習材料とした読字学習の機能に関する研究-2-
- 視覚障害児童生徒・聴覚障害児童生徒・健常児童生徒における多義語の意味の広がり過程の実証的研究II
- 556 熟知化を中心とした漢字の読字学習の検討
- 617 漢字の読字学習のための基本語彙に関する研究(600 教科学習)
- 言語表現法の基本 (言語表現法 文章の書き方と話し方--どうすれば自己矯正ができるか)
- 漢字を学習材料とした読字学習の機構に関する研究:I : 児童における日本語2音節と図形の有意味度と熟知度
- 教科教育と教育心理学 : 言語教育を中心として(準備委員会企画シンポジウム II)
- PB025 母親の育児語使用の傾向 : 育児語彙表分析を中心として
- 幼児の概念形成と言語教育(自主シンポジウムII,自主シンポジウム)
- 722 幼児における団体知能検査の有効性に関する検討 : 個別施行と団体施行との比較において(7.評価)
- 書字技能(handwritingskills)の発達に関する研究
- 児童の作文に対する困惑感に関する探求的研究
- 連想法を取り入れた作文指導法に関する研究の概観と展望
- 647 漢字の書字学習に関する研究 : 語彙の役割の分析(教授・学習5 語音・語義・文字,研究発表)
- 110 教育心理学書の分析(原理・方法,原理・方法)
- 教育心理学書の分析
- 206 学習適応性改善の学力に及ぼす効果について(I)(学習過程,2.学習・思考)
- 言葉の表現効果について--語音象徴と情緒値に関する実験的研究
- 7. 日本語の文字の読みの習得(自主シンポジウム)
- 日本教育心理学会第38回総会概要
- 幼児の言語獲得に関する研究の動向
- 「かな」の読み・書きに関する心理学的研究の展望
- 628 副詞の訳語研究 : 中学校text "New Approach to English"にあらわれた(17.教科・教授過程(3),日本教育心理学会第5回総会部門別研究発表要旨・討論の概要)
- 昔話絵本におけるイメージおよびテーマの構造
- 国語科教育における思考力--国語科教育の課題 (主題 社会の変化に対応する学校教育)
- 読書力に関する研究(1) : 意味把握と諸要因との関係を中心にして : 知的発達・言語・思考
- 読書科学研究の25年-4-51号から99号までの心理学的研究を中心に (読書科学研究の25年--「読書科学」論文から見た読書科学研究史)
- 教育漢字における読字学習のための基本語彙に関する研究
- 漢字における読字の困難点に関する発達的研究-1-
- 一般意味論と心理療法
- ひらがなの学習指導に関する一考察
- 漢字の読字学習の理論的考察
- 連想法による小学校児童の熟知語に関する研究-2-熟知語彙表の作製とその検討
- 連想法による小学校児童の熟知語に関する研究
- 教師からみた教科書評価の観点 (主題 社会の変化に対応する学校教育)
- 国立国語研究所報告・69「幼児・児童の連想語彙表」(私の読んだ本)
- 資料からみた活字ばなれ (活字ばなれ)
- アダム・シャフ著,平林康之訳「意味論序説」
- 幼稚園の視覚計画 (特集・目で見ることば)
- カウンセリング・マインドをもつ評価活動 (特集 子どもの学習課題づくりと評価活動)
- 国語教育に関する心理学的研究 : 読みの能力を中心として
- 漢字の読字学習に関する教育心理学的研究(博士論文要旨・修士論文題目)
- 400 学習(422〜429) (日本教育心理学会第13回総会部門別研究発表題目・討論の概要)
- 429 読字学習の機構に関する研究(学習)
- 233 漢字の学習指導のための基本的な語彙に関する研究(II)
- 532 漢宇の学習指導のための基本的な語彙に関する研究(I)(5教科・指導)
- 616 漢字の学習指導のための基本的な語彙に関する研究(I)
- 副詞の理解に関する発達的研究 : 日本教育心理学会第2回総会報告 : 研究発表要旨および討論の概要 : 教科の心理I