モニタリング自己評価を用いた教授法の社会科問題解決学習に及ぼす促進効果の分析
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概要
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本研究は,小学校5年生を対象にして,4つの教授法,即ち,(1)モニタリング自己評価-小集団討論法(問題解決の方略,スキルの利用の意義づけを教授の中に含め,その方略の実行過程でのモニタリング,評価やエラー修正等の自己統制訓練をし,さらに自己の解決法を他者に説明する訓練をした後,到達度と実行過程を自己評価し,さらにその後小集団討論を行う方法),(2)モニタリング自己評価法(小集団討論無),(3)到達度自己評価-小集団討論法,(4)到達度自己評価法(小集団討論無)を比較し,社会科の問題解決学習を促進する要因を検討した。その結果,MG群は各ポストテストのいずれにおいてもCG群に比べて学習遂行が優れていた。CNG群はいずれのポストテストにおいてもMNG群に比べて学習遂行が優れていた。さらに,MG群はいずれのポストテストにおいてもMNG群に比べて学習遂行が優れていた。他方,CNG群の方がCG群に比べて学習遂行が優れていた。
- 日本教育心理学会の論文
- 2003-12-30
著者
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