株主総会の IT 化の現状と運用上の課題に関する考察
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概要
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平成14年4月施行の改正商法により、IT(情報技術)を導入した株主総会の運営が可能となった。株主総会のIT化では、時間と距離の制約をなくした株主総会の運営が可能となり、何時でも、何処からでも参加することが可能となった。さらに、電子的な方法による議決権行使では、議決権の明確な集計が可能となる等の多くの利点がある。しかし、技術的な面においては、株主を間違いなく特定すること、重複投票ができないようにすること等、多数のセキュリティ上の問題が存在している。本稿では、株主総会のIT化の現状と運用上の課題について考察するとともに、問題点への対応策についての検討を行う。
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