機能的嚥下障害スクリーニングテスト「反復唾液嚥下テスト」(the Repetitive Saliva Swallowing Test: RSST)の検討 (1) 正常値の検討
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概要
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機能的嚥下障害スクリーニング法として,「反復唾液嚥下テスト」(the Repetitive Saliva Swallowing Test: RSST)を考案した.30秒間の平均空嚥下回数は若年者(N=30)で7.4回,高齢者(N=30)で5.9回,30秒間の平均人工唾液嚥下回数は若年者で7.7回,高齢者で6.2回であった.空嚥下,人工唾液嚥下ともに高齢者は若年者より有意に嚥下回数が少なかった.一方,若年者,高齢者それぞれの空嚥下と人工唾液嚥下の嚥下回数には有意差を認めなかった.嚥下運動の確認は喉頭挙上の触診で可能であった.高齢者の積算嚥下時間(検査開始から嚥下完了時点までの時間)上限より,RSST 2回/30秒間以下が嚥下障害のスクリーニング値として設定できた.
- 2000-06-18
著者
-
才藤 栄一
藤田保健衛生大リハ医学講座
-
鈴木 美保
藤田保健衛生大学医学部眼科学講座
-
鈴木 美保
三九朗病院リハビリテーション科
-
鈴木 美保
藤田保健衛生大学 医学部・眼科学教室
-
水野 雅康
藤田保健衛生大学医学部リハビリテーション医学講座
-
水野 雅康
藤田保健衛生大学 リハ医
-
馬場 尊
藤田保健衛生大リハ医学講座
-
小口 和代
藤田保健衛生大学医学部リハビリテーション医学講座
-
馬場 尊
藤田保健衛生大学 医学部リハビリテーション医学i講座
-
奥井 美枝
藤田保健衛生大学医学部リハビリテーション医学講座
-
馬場 尊
藤田保健衛生大学 医療科学部リハビリテーション学科
-
才藤 栄一
藤田保健衛生大
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