パーキンソン病患者および脊髄小脳変性症患者における他動運動下の反応時間
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概要
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健常者10名,パ-キンソン病(PD)患者6名および脊髄小脳変性症(SCD)患者12名を対象として,静止時および他動的肘屈曲・伸展運動中における肘屈曲応答での上腕二頭筋筋電図反応時間(EMG-RT)を測定した.健常者群のみならずPD群のEMG-RTも,静止時と比べて他動的肘屈曲運動中に速くなり,他動的肘伸展運動中には遅くなった.しかし,SCD群では静止時と比べて,いずれの方向の他動運動中でもEMG-RTは遅くなった.他動運動が覚醒レベルを上昇させるといった健常者のモデルにより今回の結果が説明されるか否かについて検討し,考察を加えた.
- 1993-06-18
著者
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