5.回復期リハビリテーションを受けた外傷性脳損傷の高次脳機能障害の経過(第12回日本リハビリテーション医学会中部・東海地方会)

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概要

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• 外傷性脳損傷による高次脳機能障害に対してリハビリテーションを行う際,患者が障害を認識していることは重要である.頭部外傷発症後3カ月以内で,高次脳機能障害を認めた22名の障害認識レベル(5段階で評価),FIM認知項目(失語の影響を除くため,記憶障害,社会的交流,問題解決の3項目のみとした),MMSEを評価し,散布図,相関係数などで分析した.入院時の障害認識レベルとFIM認知項目,MMSEとFIM認知項目,障害認識レベルとMMSEの相関係数は0.71,0.74,0.68と高かった.また入退院時の障害認識レベルは約7割で改善がみられ,FIM認知3項目合計点は平均10点から12点に改善した.散布図より,これらの改善は,障害認識レベルの変化が直接FIM認知に影響することと,MMSEで測定される機能障害レベルの改善を介してFIM認知を改善することの両者によると考えられた.

• 社団法人日本リハビリテーション医学会の論文
• 2003-03-18

著者

• 才藤 栄一

  藤田保健衛生大リハ医学講座

• 米田 千賀子

  藤田保健衛生大学医学部リハビリテーション医学講座

• 園田 茂

  藤田保健衛生大学医学部リハビリテーション医学講座

• 鈴木 美保

  藤田保健衛生大学医学部眼科学講座

• 鈴木 美保

  三九朗病院リハビリテーション科

• 鈴木 美保

  藤田保健衛生大学 医学部・眼科学教室

• 園田 茂

  藤田保健衛生大学七栗サナトリウム

• 米田 千賀子

  藤田保健衛生大リハ医学講座

• 米田 千賀子

  藤田保健衛生大学リハビリテーション医学

• 花村 美穂

  あさひ病院リハビリテーション科

• 花村 美穂

  藤田保健衛生大学医学部リハビリテーション医学講座

• 関 聡介

  藤田保健衛生大七栗サナトリウム

• 岡崎 英人

  藤田保健衛生大七栗サナトリウム

• 長 由紀子

  藤田保健衛生大七栗サナトリウム

• 園田 茂

  藤田保健衛生大学 七栗サナトリウム

• 岡崎 英人

  藤田保健衛生大学医学部リハビリ医学ii講座

• 花村 美穂

  あさひ病院リハ科

• 花村 美穂

  藤田保健衛生大学 医学部リハビリテーション医学講座

• 才藤 栄一

  藤田保健衛生大

• 園田 茂

  藤田保健衛生大 藤田記念七栗研

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