三層構造モデル再論 : IFLA『書誌的記録の機能要件(案)』との比較を通して
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概要
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記述目録法における記述対象資料の把握, およびその把握結果の書誌的記録としての表現を, ともに構造化して行うための概念的枠組みとして, 筆者は以前に「三層構造モデル」を提案した。他方, 先頃IFLAが公表した報告書『書誌的記録の機能要件(案)』は, 書誌的記録が対象とすべき事象をE-R分析を用いて, 実体, その属性, および実体間に発生する関係に整理した試みである。全体としてこれら二つのモデル化は基本的な考え方において共通する部分も多く, 本稿では, 両モデルの共通点および相違点を整理し, 併せてそれぞれのモデルが抱える問題点を検討することを試みる。同時に, 両モデルの比較検討を通して, 三層構造モデルの再検討および再評価を試みる。
- 日本図書館情報学会の論文
- 1997-03-30
著者
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