図書館先進地域の市町村立図書館におけるレファレンスサービスの特性 : 滋賀県と東京都多摩地域の比較をもとに
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概要
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本研究では, 我が国の図書館先進地域の市町村立図書館で実施されているレファレンスサービスの現状と特性を明らかにすることを目的として, 滋賀県の市町村立図書館と東京都多摩地域の市町村立図書館の中央館を対象に行なった調査の結果を比較, 分析した。その結果, 両地域に共通する傾向として, 利用者への質問回答を中心としたレファレンス業務が実施されていること, 間接的, 準備的な業務への取り組みが消極的であること等が明らかになった。個々の業務ごとに比較すると, 自館製ツールの作成, レファレンスコレクションの配架スペース, レファレンス質問を受け付ける窓口, スタッフマニュアル, レファレンス統計, レファレンス記録, レファレンスサービスについての研修などにおいて相違が見られた。また図書館のレファレンス業務に対する認識についての問いでは, いずれの地域もレファレンス業務が他の業務に比べてあまり重点を置かれていなかった。
- 日本図書館情報学会の論文
- 2005-03-15
著者
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