寡日射条件における低温処理がコマツナ (Brassica campestris L.) の糖およびアスコルビン酸含有率に及ぼす影響
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概要
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寡日射条件下におけるコマツナの糖および総アスコルビン酸含有率に及ぼす低温処理の影響を調査した.本実験期間内の日平均気温は低温処理区で2∿3℃, 冷温処理区で13∿15℃, 日射量は2∿4MJ/m^2/日で経過した.新鮮重当たりの糖含有率は, 低温処理によって葉身, 葉柄とも経時的に高まった.また, 葉身の総アスコルビン酸含有率は, 低温処理区で急激に高まったが, 葉柄では徐々に高まった.一方, 冷温処理区では新鮮重当たりの糖と総アスコルビン酸の含有率は葉身, 葉柄ともに変化がなかった.単位面積当たりの糖と総アスコルビン酸含量は低温処理区が冷温処理区を大きく上回った.以上のことから, 北東北日本海側の寡日射下において, 冬期の低温条件により, コマツナの新鮮重当たりの糖および総アスコルビン酸含有率, また, 単位面積当たりの上記成分含量も向上することが明らかになった.
- 1999-03-15
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