糯粳性同質遺伝子イネ系統における玄米の登熟経過
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概要
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台中65号糯粳性同質遺伝子系統(戻し交雑17回)を供試し,いくつかの環境条件下で糯玄米と粳玄米の豊熟経過を比較した。穎果の大きさは生体重が最大に達するまでは糯玄米と粳玄米で等しいが,受精後2〜3週目から含水率に差が現われ,乾物重が最大に達する受精後5〜6週目には明らかに糯玄米の水分が多く,乾物重が軽い。豊熟終了後この水分が放出されるために生体重においても糯玄米がいくぶん軽くなる。
- 日本育種学会の論文
- 1980-12-01
著者
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