自殖世代における遺伝的固定と連鎖切断
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概要
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自殖性2倍体作物の2純系間交配において,染色体当りの乗換数を種別こ変えた場合に,交配後の自殖世代で染色体または全ゲノムの遺伝子が何世代目でホモ接合になる(完全に固定する)か,および両親の原連鎖ブロックが固定世代までに幾つのブロック切断されるかをモンテカルロ・シミーレーションによって調べた.染色体.あたり乗換数を毎世代一定(1,2,3,4,6,10),または,変化させた計10通りの条件に対して,毎世代の雌雄減数分裂における乗換の位置,腕間分布,関与染色分体の選択を一様擬似乱数で決めて自殖世代を模擬し,一対の相同染色体が固定するまで世代を繰りかえした.染色体あたり乗換数はPoisson分布ではなく一定とした、また,同じ染色体の腕間の乗換数は同数になるように定めた.各条件につき1000(世代間乗換数一定)または300試行(乗換数不定)とした.
- 日本育種学会の論文
- 1987-03-01
著者
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