イネにおける窒素施肥水準に対する量的形質の遺伝的変異性の反応
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概要
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遺伝子型と交互作用をもつ環境要因のうち,施肥水準は実験的に制御しやすい要因である'そこで量的形質の選抜に有効な施肥条件についての情報を得るために,IndicaおよびJaponica各10品種のイネを材料として,量的形質の遺伝的変異性が窒素施肥水準によってどの様に変化するのかを調べた.尿素月目料を窒素(N)源として用い,0,35,70,105kgN/haのP_2O_5および80kg/haのK_2Oとともに与えた.実験配置は,Nを主要因とする3反復の分割区法を用いた.草丈,到穂日数,最高分げつ数,穂数,有効分げつ割合,総小穂数,穏当たり稔実小穂数,稔実歩合,1000粒重,株当たつ粒重,生物学的収量(株当たり地上部乾物重),収穫指数の12形質を調査し,これらの形質の平均,平方和,分散成分,広義の遺伝卒に対する窒素水準の影響を調べた.
- 日本育種学会の論文
- 1991-06-01
著者
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