ピーマン(Capsicum annuum L.)の大量増殖法
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概要
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ピーマン(C. annuum)の,栄養繁殖による大量増殖方法を確立した.挿し木の培地としては,フェノール発泡樹脂,バーミキュライト,粒状培養土のいずれも適していた.また0.5%インドール酪酸粉剤の切断面塗布で発根が促進された.ピーマンの広い範囲の品種で挿し木増殖が可能であることが示された.分枝段階に達した植物体から採取する側芽の大きさについては,頂端からの第一節聞か2cm未満でその下の第二節聞が4cm以上伸びているものをその第二節間の最下部で切りとったものが,発根およびその後の成長が最も旺盛であった.採取する母株の栽培方法としては,水耕が土(鉢)栽培より良く,一定期間中の採取総数は約2倍となった.水耕培養液の電気伝導度は,1.0dS/mから3.0dS/mの間では採取総数に影響を及ぼさなかった.また,側芽の第二節開が4cmまで生育し,適正サイズに達した時点で直ちに全て採取すれば,株当たりの採取総数は最も多くなることが示された.
- 園芸学会の論文
- 2004-05-15
著者
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萩森 学
日本たばこ産業(株)植物開発センター:(現)野菜茶業研究所機能解析部
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白井 建史
日本たばこ産業(株)植物開発センター
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白井 建史
日本たばこ産業(株)植物開発センター:(現)アサヒビール(株)未来技術研究所
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白井 健史
日本たばこ産業(株)植物開発センター
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萩森 学
日本たばこ産業(株)植物開発センター
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萩森 学
日本たばこ中研
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