素灰焼き法による鋳型焼成の記録と考察
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概要
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日本の伝統的な鋳造技法である真土型鋳造では、鋳型を焼成して、鋳型材中に含まれる結晶水を脱水させる工程がある。その鋳型の焼成法の一つとして素灰焼き法が伝えられている。この方法は、少数の小振りな鋳型を簡便に焼成する場合に適している。しかし、近年、量産を良しとする傾向から、この方法は忘れ去られようとしている。本稿は、高岡短期大学鋳造室で行われた素灰焼き法の工程を詳細に記録し、その有用性を考察するものである。
- 2000-11-30
著者
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