京築地域における1994年の干ばつが水稲の生育・収量・品質に及ぼした影響
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
1994年の京築地域における干ばつが水稲の生育,収量,品質に及ぼした影響を,豊前分場内圃場および現地で調査した。1.干ばつによる被害程度が大きくなるほど稈長は短くなったが,穂数は逆に多くなった。また,1種籾数の減少と千粒重および登熟歩合の低下により減収した。2.干ばつによる穂相への影響は,穂ばらみ期後期に長期にわたって白乾状態になった場合,二次枝便数および二次枝梗籾数の減少が著しかった。3.玄米の品質は,充実不屋や薄茶米の発生により,被害程度が大きくなるほど低下した。また,玄米の粒厚は被害程度が大きくなるほど薄い方へ分布した。
- 日本作物学会の論文
- 1996-05-15
著者
関連論文
- 水稲採種圃における前年落下籾の除草剤による漏生防止
- 水稲倒伏軽減剤イナベンフィド5%粒剤の苗箱施用について
- 白あずきの適品種と播種法
- 京築地域における水稲品種ミネアサヒの作期と施肥法
- 「ミネアサヒ」の移植時期と施肥法
- 早植(5月上旬)コシヒカリの安定多収栽培技術
- 水稲極早生良食味品種における枝梗着生部位別の穂発芽性
- 1990年の京築地域における干ばつが水稲に及ぼした影響 : 第2報米の食味と理化学的特性
- 水稲の穂発芽が米の食味と理化学的特性に及ぼす影響
- 水稲早・晩生品種の地域適応性
- 大豆の安定栽培技術確立のための過繁茂対策
- 京築地域における1994年の干ばつが水稲の生育・収量・品質に及ぼした影響
- 筑後川下流域のクリーク雑草「チクゴスズメノヒエ」の生態と防除 : 第5報 草種問競合の利用と草魚による防除
- 34 筑後川下流域のクリーク雑草「チクノスズメノヒエ(新称)」の生態と防除 : 第5報 草種間競合の利用と草魚による防除
- 筑後川下流域のクリーク雑草「チクゴスズメノヒエ」の生態と防除 : 第1報 発生の状況とクリーク環境
- 74 筑後川下流域のクリーク雑草「キシュウスズメノヒエ亜種の生態と防除 第1報 : 発生の状況とクリーク環境
- 筑後平坦肥沃地における水稲主要品種の晩植限界について
- 福岡県のオオムギ縞萎縮病発生地におけるビール大麦品種「ニシノゴールド」と「あまぎ二条」の比較
- 水稲と野菜の輪作体系における「コシヒカリ」の生育相と施肥法
- 水田におけるハトムギ栽培法-2-本田における肥培管理法
- 水田におけるハトムギの栽培法-1-育苗法と機械の適応性
- 福岡県におけるハトムギの品種について
- 大豆の早播き栽培について : 第1報生育特性
- いぐさ調査における適正標本数について
- 冬季異常低温下におけるいぐさの生育ならびに収量
- 福岡県における早刈栽培いぐさの好適品種
- 小麦の新しい準奨励品種"ニシホナミ"の福岡県における適応性
- 裸麦の新しい準奨励品種"イチバンボシ"の福岡県における適応性
- 水稲の新しい準奨励品種"ほほえみ"の福岡県における適応性