暖地水稲の高温ストレスに関する研究 : 第2報 温度環境が水稲4品種の光合成速度に及ぼす影響
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概要
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ニシホマレ,黄金晴,レイホウ,水原258号の4品種を供試品種として,出穂前後の温度環境が水稲4品種の光合成速度に及ぼす影響について実験検討を行った。暖地水稲の最高分げつ期から出穂期に当る8月第1半旬から第5半旬にかけて最高気温はかなり低く推移した。高温処理区は,対照区と比較して,最高気温で約1〜3℃高くなる傾向が認められた。高温処理実験による光合成速度の変化は,ニシホマレ,黄金晴,水原258号は高温処理により光合成速度が高まる傾向が認められた。このように,高温処理を行った試験区が対照区と比較して光合成速度が高かった原因としては,8月から9月にかけて最高気温が平年値をかなり下回ったことにより,処理区の高温環境が個葉の光合成にプラスに働いた結果と考えられる。
- 日本作物学会の論文
- 1988-12-15
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