分けつ期の昼間掛流しによる水温低下が水稲の穂数に及ぼす影響 : とくに品種,施肥量との関聯において
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概要
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分けつ期における昼間掛硫しによ水温低下の効果の品種間差異をみた。収量と穂数との相関が他構成要素に比べて最も高く,従って得られた結果を穂数の成立に着目すれば次の通りである。1)穂数型品種のシラヌイは多肥下では貯溜による水温上昇効果が,逆にやや少肥下では掛流しによる水温低下の効果が認められた。2)偏穂数型のタチカラは農林18号と同様に,肥料の多少を間わず水温低下の効果が顕著であった。3)穂重型の瑞豊は水温の上下による穂数の変動は最も少なかった。以上3型の成立要因の解析を品種のもつ初期分けつ能力の大小と,幼穂形成期の早晩性との関連において明らかにした。
- 日本作物学会の論文
- 1968-12-10
著者
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