作況調査から見た九州の稲作について
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概要
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昭和37年の稲作は史上最高の作柄を記録し,全国平均の反収では400kgの壁を遂に突破した。ところが九州の平均では388?で東北地方の451?に比べると約60?の差があって全国平均に及んでいない。九州での最高は昭和33年の390?で本年はこれを僅かに下回ったが,北九州の福岡,佐賀,長崎の三県では最高を示した。この機会に最近に於ける九州各県の稲作について農林省統計調査事務所で行なわれた作況標本調査の結果から普通期栽培のものについて作柄の推移と榊単な作柄構造の分析を行なってみたのでその概要を報告する。
- 日本作物学会の論文
- 1963-06-20
著者
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