新潟県における水稲収量の停滞要因と今後の方向(北信越地域の水稲収量の停滞をどう打開するか)
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概要
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近年における稲作技術の発達はめざましいものがある。箱の中で苗を育て, 機械で移植し, 薬剤で除草を行い, 収穫機で刈取り, 乾燥調整もすべて機械で処理する機械化体系をわずか10数年で確立した。このような機械化技術の開発は稲作の省力化とともに, 農家を稲作りの労苦から開放した。もちろん, 収量水準も技術の発達とともに向上したが, こゝ数年は収量水準の停滞が指摘されている。新潟県における水稲の10a当り収量は, 昭和5年に300kg台, 昭和23年に400kg台, 昭和43年に500kg台を記録し, おゝよそ20年に100kgづつ上昇してきた。しかし, 昭和59年に536kgと史上最高を記録したものの停滞傾向となっている。その原因は, 米の生産調整, 兼業化の進行, コシヒカリなど良質米品種の作付拡大など種々考えられるが, こゝでは生産技術的な立場から収量停滞要因について概括することとする(図-1)。
- 日本作物学会の論文
- 1986-03-31
著者
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