図式情報システムの機能と構造
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概要
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土壌資源に関するデータバンクともいうべき土壌情報システムのなかで,土壌図情報などの図式情報を入出力する図式情報システムとして必要な構造と機能は次のとおりである。1)図式情報システムに必要な機器構成としては,コンピュータとカラーグラフィックディスプレイ,デジタイザかドラムスキャナなどの土壌図入力機器および,自動製図機かインクジェットプリンタなどの図出力機器が必要である。2)図式情報システムに必要なおもなプログラム構成は,デジタイザまたはスキャナで入力した座標データを緯度,経度情報などの地理的情報に変換するプログラム,ベクター型データとラスター型データを相互変換するプログラム,ハッチング線を発生するプログラム,数値データから図化機にかけて地図を作成するためのプログラムなどが最低必要である。3)システムで現在,開発されているおもな機能は次のとおりである。(1)土壌図の数値化によるコンピュータ入力(2)入力データの修正と更新(3)ベクター型データとラスター型データとの相互変換(4)土壌図の作図(5)図の重ね合せと切り出し(6)ポリゴンデータのメッシュ化(7)縮尺変換および縮小時のスムージング(8)面積集計4)今後システムを実用化するうえで必要なことは,パソコンを利用したネットワークシステムの構築と土壌図データのデータベースの作成である。
- 社団法人日本土壌肥料学会の論文
- 1986-04-05
著者
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