水田における除草剤秋散布の効果について
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概要
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1 本研究は, 乾田直播や育苗作業に支障を与えるスズメノテッポウとマツバイに対し除草剤秋散布の効果を検討したものである。2 スズメノテッポウには, DBN, DPA, CL-IPC各30g, およびCL-IPC15g散布の効果が高い。3 水田の条件別では, 乾田ではDPAおよびCL-IPC, 湿田ではDBNおよびCL-IPC, 湿潤〜湛水状態ではDBNがまさる。散布時期は, DBNは稲刈後〜11月初め, DPAは稲刈後〜9月末, CL-IPCは9月末〜11月初めがよい。4 マツバイにはDBNの効果が最もまさり, 湿潤状態では30g, 湛水状態では15gでもよい。散布時期は, 稲刈後〜11月初めで田面が湿っている時期がよい。5 スズメノテッポウとマツバイが共生する水田にはDBN30gを散布するがよい。
- 日本作物学会の論文
- 1966-03-25