生育調節剤による水稲の稈長短縮と倒伏軽減効果について
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概要
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水稲品種コシヒカリは良食味品種として需要が増え, 1979年には全国作付面積で日本晴を抜き一位となり, なお, 増加し続けている。広島県でも県内流通市場からの強い要請を受け, 1980年に奨励品種に採用し, 1985年の作付面積は1, 207haに達している。コシヒカリはいもち病耐病性及び耐倒伏性が劣り, その多収栽培は容易ではない。また, 広島県はコシヒカリ以外にも農林22号・八反35号や雄町等耐倒伏性の劣る品種を奨励品種に採用しており, 倒伏軽減剤の開発の要望は極めて高い。近年, トリアゾール系化合物などが水稲倒伏軽減剤として開発されつつあり, 筆者らもパクロブトラゾールを中心に検討しており, 若干の成果を得たので, その概要を報告する。
- 日本作物学会の論文
- 1986-07-30
著者
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