現地における水稲の育苗様式と苗質について
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概要
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水稲の機械移植栽培が定着し、現地では個々の経営型態に応じた多種多様の育苗様式が定着しつゝある。しかし一部では多労の割に苗の生育が不揃いであったり、不必要なまでに被覆加温を続けることによる苗の徒長やそれに付随する薬害発生の事故が跡を絶たない。栽培の重要な出発点である「苗づくり」が、単なる一過性の作業として片付られていることから生じている事例が多い。そして、そのことが逆に育苗が複雑、難解なものとの印象を強めている。これらの点を改善し、経営立地条件及び作物生産の面から考えられる妥当な苗づくり方法を解明するため、現地農家の事例について調査した。
- 日本作物学会の論文
- 1984-07-13