タバコの生理的斑点病について : 発生と大気中酸化物との関係
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概要
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タバコの生理的斑点病(タイプII, III)の発生にはタバコの生理的素質, 環境要因とともに発生の直接の引金となる要因が大気中に存在することが次の観察および処理実験により推定された。1)発生が広範囲に同一日時に生ずる。2)密閉温室, ハウス内で栽培すると発生せず, 外気に接触させると発生する。3)葉を被覆するとその部分のみに発生をみず, 被覆をとるとその後発生する。4)低温条件は発生に促進的に働くが, 温度処理前に外気と接触しないと発生しない。5)病斑の組織的観察, 発生条件がオゾン障害による知見(Macdowall etal 1963, Rich, S1964, Heggestad, H. E. 1968, Heck, W. W. 1968)と酷似している。
- 日本作物学会の論文
- 1970-07-31
著者
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