イミダクロプリドの育苗箱施用におけるイネ体濃度の消長とトビイロウンカに対する残効性
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概要
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トビイロウンカの人為接種とイネ体中の殺虫剤の残留分析を経時的に組み合わせる手法により, 育苗箱施用されたイミダクロプリドの長期にわたる残効性を実験的に解析した.飛来性害虫トビイロウンカに対してイミダクロプリド有効成分1g/箱(200g a.i./ha)は田植え後約2か月間, 0.01mg/kgのイネ体濃度までウンカの増殖を抑制し, 100日を過ぎて密度の回復が見られたものの被害に至らず, 収量に影響を及ぼさない許容範囲にあると考えられた.また, 収穫された籾の残留値は0.002mg/kgで日本におけるMRL 0.2mg/kgの100分の1と, 検出限界濃度に近い低いレベルであった.
- 日本農薬学会の論文
- 1998-11-20
著者
-
黒河内 伸
Nihon Bayer Agrochem K.k. Yuki Research Center
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中西 秀明
バイエルクロップサイエンス(株)結城中央研究所
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丸山 宗之
バイエルクロップサイエンス(株)結城中央研究所
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岩谷 宏司
Nihon Bayer Agrochem K.K.
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丸山 宗之
Nihon Bayer Agrochem K.K., Yuki Research Center
-
中西 秀明
Nihon Bayer Agrochem K.K., Yuki Research Center
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