ラットの分離肝細胞による重水素化メトキシクロールの脱メチル化
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概要
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コラーゲナーゼ法によりラット肝細胞を分離し, これを用いて重水素化メトキシクロールを代謝させた.メトキシクロールの両方のメチル基を重水素化したd_6体と片方のみメチル化したd_3体を調製して用いた.後者は(R)-, (S)-, (RS)-の3種を反応に用いた.代謝物はモノ脱メチル体と少量のジ脱メチル体であった.反応速度およびその同位体効果を測定し, この脱メチル化反応は(1)ある程度のエナンチオ場選択性を有すること, (2)有意に1よりも大きい重水素同位体効果を示すことを見いだした.
- 1989-02-20
著者
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栗原 紀夫
Radioisotope Research Center, Kyoto University
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一ノ瀬 礼司
三共株式会社農業科学研究所
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一ノ瀬 礼司
Radioisotope Research Center, Kyoto University
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高尾 佐知子
Radioisotope Research Center, Kyoto University
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一ノ瀬 礼司
Radioisotope Research Center Kyoto University
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高尾 佐知子
Radioisotope Research Center Kyoto University
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