界面活性剤および高分子電解質の TMV 感染阻止効果
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概要
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界面活性剤, カチオンポリマー, アニオンポリマーのTMV感染阻止効果を前処理法によりXanthi-nc上で検討した.界面活性剤のなかでは, AOSが阻止効果が高く薬害を示さずに, TMV感染阻止剤としてすぐれた性質を示した.アニオンポリマーのなかでは, アルギン酸ナトリウムよりも高い活性を示す化合物はなかった.カチオンポリマーのなかでは, MOEA・TMCが, 薬害がなく, 活性も高く, TMV感染阻止剤としてすぐれ, 土壌接種法によるBright YellowでのTMV感染阻止効果も高かった.これらのことから, カチオン四級アンモニウムポリマーの抗植物ウイルス剤としての可能性が示唆された.
- 日本農薬学会の論文
- 1983-11-20
著者
-
寺岡 徹
三菱化成工業株式会社総合研究所
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中島 哲男
三菱化成工業株式会社総合研究所, 生化研究所
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春日井 啓之
三菱化成工業株式会社総合研究所, 生化研究所
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春日井 啓之
三菱化成工業株式会社総合研究所
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中島 哲男
ゼネカ農技セ
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重松 太一郎
三菱化成工業株式会社総合研究所
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