反応染料の染着挙動の色彩学的解析
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
染料の染着挙動の研究は, 染色平衡の研究, 染色速度論的研究, 統計力学的研究として取り扱われている。しかし, これらの研究は, 個々の染料が単独で, しかも理想溶液(希薄溶液)で検討されていて, 実際の配合染色(複数個の染料の共存下での染色)条件での研究は, ほとんど見当たらない。筆者は, 反応染料を用いて, 実際の染色条件に従って, 配合染色条件下での個々の染料の染着挙動について, 均等色空間であるCIE1976(L*a*b*)色空間を用いて比較検討し, 個々の染料の染着挙動の解析には, 選択表面反射を補正したKubelka-Munk関数の改良式を用いた混色計算解析手法が, 有効な手段であることが確認できた。
- 日本色彩学会の論文
- 1988-03-01
著者
関連論文
- 乾熱, 過熱蒸気, 高圧蒸気処理した羊毛の染色性
- 反応染色における染着性の補正と色予測
- 繊維に染着される染料の染着挙動 (第18回全国大会特集号)
- 黒染色ポリエステル織物のスパッタエッチングによる濃色化
- 染色した羊毛, ナイロン6織物のスパッタエッチングによる色彩変化
- 色彩検査
- 工場&研究のコンピュ-タ支援システム
- 繊維・染色加工業界のコンピュ-タ支援システム (CPカラ-・マネジメント・システム動向-1-)
- 染着された繊維表面のブロンズ (第16回全国大会特集号)
- 選択表面反射の導入によるKubelka-Munk関数の改良
- 色彩計測とその評価技術
- 最近の染料用コンピュータ・カラーマッチングの動向
- 反応染料の染着挙動の色彩学的解析