地域における富山商船高専 : 21世紀の高等教育機関にとって不可欠なこと(総説論文1)(<特集>地域協力)
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概要
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富山商船高専の前身である新湊町立商船学校は地域との関わりで誕生した経緯を持つのに,いつの間にか地域から離れ,外航船舶職員数の確保を至上命題として,国家(中央)との関わりだけを強くしていった.しかし,70年代の後半から始まる我が国の経済社会構造の大転換に際して,廃校や他の商船高専との統合を回避し,21世紀を見据えた展望を開くために,再び地域とともに歩む商船高専のあり方を模索する必要がでてきた.本校においてその運動がどのようになされ,そこから得られた教訓は何であったのかを四半世紀の歴史を振り返りながら述べてみたのが本論である.全国にある他の高専が地域との関わり方で考える材料になれば幸いである.参考文献については「富山商船高専の現状と課題」(1994年版)の筆者の研究成果の発表一覧を見て欲しい.
- 日本高専学会の論文
- 1996-10-31
著者
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