障害肝の肝切除におけるプロスタグランディン E_1 の効果に関する基礎的検討
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概要
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プロスタグランディン E_2 (PG) の障害肝の肝切除時における保護効果を基礎的に検討した. ラットを用い肝動脈より MMC 1.6mg/kg 注入, および D-Galactosamine (D-Gal) 800mg/kg 投与の2種の障害肝を作成し, 24時間後に各々 68% 肝部分切除を施行した. (1) SGOT, SGPT は障害肝切除後著増するが, PG 群で軽減傾向を認めた. (2) 肝切除後 DNA 合成能は両障害肝共に PG 群で有為の亢進を示した (P<0.05). (3) 肝切除後生存率では D-Gal 投与群で肝切除後 3, 6, 6日において PG 群が通胃に高い生存率を示した (p<0.05). 以上より PGE_1 が障害肝の肝切除において肝細胞を保護し, 切除後のDNA合成が抑制されず, 円滑に行われるものと考えられた.
- 一般社団法人日本消化器外科学会の論文
- 1984-08-01
著者
-
菅沢 寛健
深谷赤十字病院外科
-
宮崎 勝
千葉大学医学部第1外科
-
奥井 勝二
千葉大学医学部第1外科
-
遠藤 文夫
松戸市立
-
藤本 茂
千葉大学医学部第1外科
-
越川 尚男
千葉大学医学部第1外科
-
遠藤 文夫
千葉大学医学部第1外科
-
志村 賢範
千葉大学医学部第一外科
-
高橋 修
千葉大学医学部第一外科
-
菅沢 寛健
千葉大学医学部第一外科
-
志村 賢範
大網病院
-
高橋 修
独立行政法人国立病院機構愛媛病院呼吸器外科
-
宮崎 勝
千葉大学医学部
-
河田 滋
千葉大学医学部第1外科
-
栗原 正利
千葉大学医学部第1外科
-
菅沢 寛健
千葉大学医学部第1外科
-
河田 滋
千葉大学 第1外科
-
宇田川 郁夫
千葉大学医学部第1外科
-
志村 賢範
千葉大学医学部第1外科
-
高橋 修
千葉大学医学部第1外科
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