同種膵十二指腸移植長期生存犬における内分泌機能の変動に関する研究
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概要
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膵全切除犬にたいし同種膵十二指腸移植を行い移植後約1ヵ月以上生存した実験例について移植膵内分泌機能の変動を追究するとともに犠牲剖検による組織学的検索を平行して行った.その最長例は281日生存した.移植後イムランの投与によって急性出血性膵壊死を主体とする拒否反応を抑制してもラ氏島は術後約1ヵ月で萎縮性変性を示し最長生存例では移植膵の線維化,小動脈の内膜の肥厚とともにラ氏島は消失した.またこのような移植膵内分泌機能低下の推移はトルブタマイドテストによく反映された.
- 一般社団法人日本消化器外科学会の論文
- 1975-02-01
著者
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肥後 昌五郎
京都大学外科第1講座
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中瀬 明
京都大学外科第1講座
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山下 英正
京都大学外科第1講座
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粟原 孝一郎
京都大学外科第1講座
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加藤 敞司
京都大学外科第1講座
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小野 博通
京都大学外科第1講座
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本庄 一夫
京都大学外科第1講座
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本庄 一夫
京都大学外科
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