術後感染予防としての抗生物質の臨床的評価 : 消化器外科を中心にして
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概要
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術後感染症の発症率を中心に, 抗生物質の適切な投与期間および術後感染症発症要因について検討し, 以下の結果を得た. 術後感染発症率は上部消化管手術で 10.4%, 下部消化管手術で 21.2%, 肝蜥_道系手術で 5.6% であった. 全手術で 9.9% の発症率であり, 使用した各薬剤は術後感染予防としての効果が証明された. 消化管手術で抗生物質の投与期間を4日間と7日間で比較した結果, 有意の差はみられず, 4日間投与で十分な効果があげられると考えられた. 悪性疾患では良性疾患に比べ有意に術後感染発症率が高く (p < 0.05), また術中汚染の避けられない下部消化管手術では無菌手術と比較し術後の感染症の発症率は高かった.
- 一般社団法人日本消化器外科学会の論文
- 1988-01-01
著者
-
石川 周
名古屋市立緑市民病院外科
-
石川 周
Ntt西日本東海病院 外科
-
石川 周
名古屋市立大学
-
品川 長夫
名古屋市立緑市民病院外科
-
品川 長夫
名古屋市立大学
-
真下 啓二
名古屋市立大学 第1外科
-
真下 啓二
名古屋市立大学
-
真下 啓二
松波総合病院
-
水野 章
Ntt西日本東海病院 外科
-
水野 章
名古屋市立大学医学部細菌学教室 名古屋市立大学医学部第一外科学教室
-
荻野 憲二
員弁厚生病院外科
-
福井 拓治
名古屋市立大学第一外科
-
水野 勇
名古屋市立緑市民病院外科
-
由良 二郎
名古屋市立大学医学部第一外科教室
-
水野 勇
名古屋市立大学医学部第1外科学教室
-
高岡 哲郎
名古屋市立大学第一外科
-
荻野 憲二
名古屋市立大学第1外科
-
福井 拓治
名古屋市立緑市民病院外科
-
高岡 哲郎
愛知県厚生連足助病院外科
-
高岡 哲郎
名古屋市立大学医学部第一外科学教室
-
福井 拓治
名古屋市立大学第1外科
-
由良 二郎
名古屋市立大学
-
福井 拓治
The First Department Of Surgery Nagoya City University Medical School
-
荻野 憲二
名古屋市立大学医学部第一外科学教室
-
水野 章
名古屋市立大学医学部細菌学教室
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