単純化モデルを用いた相対運動接合部の等価ばね剛性と減衰係数の同定
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概要
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本論文は, 相対しゅう動運動している接合部接触面間の等価ばね剛性と減衰係数を案内面を極度に単純化した実験モデルを用いて同定する方法の提唱と, それより得られた結果について述へたものであり, 工作機械や一般機械の静剛性, 振動特性および動作特性を設計段階において解析する場合に汎用的に適用しうる接合部特性値を求めることを目的としている.この方法は, 測定結果に不明確な因子の影響が入らないよう設定した実験モデルのインパルス加振実験と着目する接合面間の値を抽出するたあの実験モデルの計算機シミュレーションを用いており, 相対運動速度と平均接触面圧などをパラメータとして接合面に垂直方向とせん断方向の等価ばね剛性と減衰係数を同定する.ターカイト面と鋼鉄面間の同定結果より, 接触面に垂直方向とせん断方向では, 等価ばね剛性と粘性減衰係数が, 相対運動速度および平均接触面圧に対して全く異なった挙動を示すことがわかった.
- 公益社団法人精密工学会の論文
- 1981-10-05
著者
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