ニードルフライス切削機構の研究(第1報) : 単一ニードルによる切削実験
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概要
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二一ドルフライスは多数の二一ドルを密に束ねた工具を用いて金属表面を切削除去する加工法である.二一ドルフライスの切削メカニズムを解明するために単一二一ドルによる切削実験を行った.材質DIN St37(JIS SS41相当)の円板を被削材としてHeyligenstadt製Model250旋盤の主軸に保持し, 切れ刃となる直径0.5mmの単一二一ドルを二次元切削動力計を介して旋盤の工具台に固定した.二一ドルには炭素含有量0.6%のピアノ線(Hv556)を用いた.切込み量が小さいと切削が起こらず二一ドル先端の切れ刃部が著しく摩耗した, 同様の現象が切削速度を減少しても起こる.切削が起こらず切れ刃が著しく摩耗する切削条件の領域を摩滅領域, 正常に切削が行われる領域を切削領域と名付けることにした.切削力は切込み量の関数として記述することができる.主分力, 背分力ともに切削速度が上昇すると低下する傾向を示す.切削が行われた時の切りくずはいつも流れ型であった.
- 1981-10-05
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