ラインプリンタの高速化
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概要
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本研究ではインパクトラインプリンタの高速化をねらいとして、高速化の基本となる印字機構の設計法について検討し、次のような結果を得ている。1)印字品質からみた印字濃度の最低許容値はオリジナル、複写5枚目それぞれ1.0、0.6程度であり、線幅の最適値は0.3〜0.4mmである。2)印字濃度の最低許容値を得るためには、印字力せん頭値として10kg、ハンマの運動エネルギーとして7mJ以上必要とする。3)高速化に伴う印字品質の低下を防ぐには、線幅増加に影響するハンマ接触時間の短縮、すなわちハンマ質量の軽減が必要である。以上の検討結果をもとに、ハンマ材料として密度が小さく、比強度に優れるチタン合金について検討し、ハンマ質量0.22g、接触時間16μsの軽量ハンマを実現し、1500行/min(128字種)の高速ラインプリンタを実用化した。
- 社団法人精密工学会の論文
- 1980-07-05
著者
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久保 衆伍
日本電信電話公社茨城電気通信研究所
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小林 正人
日本電信電話公社横須賀電気通信研究所
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岡崎 哲夫
日本電信電話公社横須賀電気通信研究所
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五十嵐 賢
日本電信電話公社茨城電気通信研究所
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小林 正人
電電公社
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