衝撃印字における液体インク転移機構
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概要
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インパクトプリンタの設計条件を決めるには, 衝撃印字におけるインクの転移機構について検討し, 文字線幅, 印字濃度などの印字品質パラメータと印字部に関する設計条件との関係を明らかにする必要がある。本報告は, 衝撃印字においてインクリボンに用いられる液体インクの転移機構について解析的実験的に検討したものであり, 次のような結果を得ている。1)液体インクの転移機構は, 紙の構造を円筒毛細管の配列とし, インクをニュートン流体とした粘性流動モデルで良く説明できる。2)インク転移量は, 最大印字圧と接触時間の平方根および紙の毛細管平均半径に比例し, インク粘度の平方根に反比例する。
- 社団法人精密工学会の論文
- 1980-12-05
著者
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