インパクト印字における衝突振動問題
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概要
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本論文は、インパクトプリンタ印字機構の設計条件を明らかにするために、印字の衝突振動について解析的、実験的に検討したものである。ここでは現象の物理的意味を見やすくするために、活字体およびハンマをそれぞれ損失のない1自由度振動系、2自由度振動系とし、紙・リボンのヒステリシスを伴う非線形スティフネスを等価線形スティフネスで近似する。印字力、接触時間および多重衝突域に関する解析結果は実験とほぼ一致し、活字体およびハンマについて次のような結論を得ている。1)活字体を剛体とみなすためには、活字体と紙・リボンのスティフネス比K>12あるいは活字体とハンマの質量比M>5とする必要がある。2)ハンマを剛体とみなすためには、紙・リボンとハンマのスティフネス比K<0.2あるいはハンマの質量比M>4とする必要がある。
- 社団法人精密工学会の論文
- 1980-08-05
著者
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