一側自然気胸に対する一期的両側胸腔鏡下手術適応の検討
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概要
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30歳未満の, 異時両側気胸や初回又は, 再発一側自然気胸のうち, 術前画像診断にて, 対側肺にブラが存在する症例に対して, 一期的両側胸腔鏡下手術(以下, 両側手術群:16例;32側)を施行した.手術浸襲, 再発, コストの面から, 一側胸腔鏡下手術(以下, 一側手術群:30例;32側)と比較し, 一期的両側手術適応について検討した.術前の異時両側気胸は, 両側手術群3例, 一側手術群6例であり, 一側手術群では, 6例中4例に対し, 対側手術が他院で施行されていた.手術時間, 術後胸腔ドレーン留置期間は, 両側手術群が一側手術群に比し, 有意に長かった.術後の肺瘻, 在院日数, 血清CRP最大値では, 両群間に差を認めなかった.術後早期肺虚脱は, 両側手術群3側, 一側手術群2側で認め, 再発は, 一側手術群2側で認め, 対側気胸は一側手術群2側で認めた.コストは, 両側手術群が一側手術群に比し, 対側の手術関連費分のみ割高であった.
- 特定非営利活動法人日本呼吸器外科学会の論文
- 1999-07-15
著者
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山根 喜男
いわき市立総合磐城共立病院呼吸器外科
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池田 道昭
いわき市立総合磐城共立病院呼吸器外科
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野田 雅史
いわき市立総合磐城共立病院 呼吸器外科
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飯塚 尚志
いわき市立総合磐城共立病院 呼吸器外科
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池田 道昭
いわき市立総合磐城共立病院呼吸器科
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池田 道昭
宮城県立瀬峰病院
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田畑 俊治
いわき市立総合磐城共立病院 呼吸器外科
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池田 道昭
いわき市立総合磐城共立病院 呼吸器外科
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