ニトログリセリンによる低血圧麻酔の臨床的検討
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概要
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脳動脈瘤クリッピング術の対象患者13名にニトログリセリン(NG)を用いた低血圧麻酔を行い次の結果を得た. NG投与による血圧低下ならびに投与停止後の血圧回復はすみやかで, 抵抗性は認められなかった. 心拍数はNG投与による低血圧に伴ない上昇したが, 心筋酸素需要を示すRate Pressure Product(収縮期圧×心拍数, 以下RPPと略す)は有意の減少を示した. 低血圧中, 動脈血ガス分析においてPa0_2, pH, PaCO_2, BaSe Excess(BE.)には有意の変化を認めなかったが, 肺での酸素化能の指標である呼吸指数(Pa0_2/F_10_2)は有意に低下した.(1985年5月10日 受付)
- 産業医科大学学会の論文
- 1985-06-01
著者
-
田中 孝夫
産業医科大学麻酔学教室
-
緒方 政則
産業医科大学医学部麻酔科学
-
高良 裕
産業医科大学麻酔学教室
-
緒方 政則
産業医科大学麻酔科学教室
-
緒方 政則
産業医科大学 医学部麻酔科学教室
-
黒川 基樹
産業医科大学麻酔学教室
-
門屋 辰男
産業医科大学麻酔学教室
-
門屋 辰男
産業医科大学
-
緒方 政則
産業医科大学 臨床医 麻酔科
-
高良 裕
産業医大
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