筋小胞体Ca^2+-ATPaseは単量体で活性をもつ
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概要
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筋小胞体 Ca^2+-ATPase の野生型酵素および活性をもたない変異体酵素の cRNA を調製し, それらの合計量を一定に保ちながら, 量比を変えてアフリカツメガエル卵母細胞に注射し発現させた. 卵母細胞より調製したミクロソーム画分の筋小胞体 Ca^2+-ATPase 活性は, 野生型酵素の cRNA 量の増加に比例して直線的に増加した. この結果は筋小胞体 Ca^2+-ATPase の最小機能単位が単量体であることを示唆する.
- 産業医科大学学会の論文
- 2002-12-01
著者
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