MAPについて
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概要
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Middle atmosphereは成層圏より熱圏下部に至る大気を推している.この大気の部分は従来ほとんど知られざる世界であった.このmiddle atmosphereの重要性が明らかになったのは,超音速飛行(SST)で発生するエンジン排気ガスが,成層圏のオゾンを破壊する恐れがあると警告された頃からであった.その後,人間活動が地球環境に与える影響に関する研究の発展と共に,広くmiddle atmosphere全体の解明が重要な問題となってきた.一方,超高層へのエネルギーの収支,太陽活動と天気,気候変動との関連といった問題の解明にも,middle atmosphereの研究が必要となってきた.リモートセンシソグ技術の進歩,大型計算機の出現もこの研究推進の要望の重要なモーメントである.SCOSTEP(国際太陽地球間物理特別委員会)はこの状況のもとに,MAPを計画することになり,日本もこれに応ずる準備をしている.
- 国立極地研究所の論文
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