アブラムシ捕食虫の摂食能力およびこれらに対する薬剤の影響の再検討 : ほ場における昆虫群集の研究 第27報
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概要
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前報(福島, 1961)に引き続き果樹園における捕食虫の摂食能力を調べた。すなわちナナホシテントウとテントウムシ成虫は1日1頭平均38頭前後, ヒメカメノコテントウは18頭前後, ハナグモ雌は約15頭, 同雄は12頭前後のナシアブラムシを捕食し, ヤホシヒメグモは1日1頭平均0.56頭の有しリンゴコブアブラムシを, 1.28頭の同種無し虫を捕食した。またマラソンはアブラムシ類に対すると同様捕食虫にも有害に作用し, ヒ酸鉛およびグリオディンでは捕食虫に対する影響が少ない。なお実験中, ハナグモは他よりもマラソンに対して耐えかたが強い傾向を示した。
- 日本応用動物昆虫学会の論文
- 1962-12-20
著者
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