精神的ストレスにより発症し視床症候群を疑われた不定愁訴症候群の1症例 : 刺絡療法による奏効例
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概要
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職場での精神的ストレスがあり, 視床症候群を疑われた51歳女性に対し, 東洋医学的治療の一つである刺絡療法を試み, 顕著な改善をみた.頭頂部の百会への刺絡により眼球乾燥感, 目のコロゴロとした痛みが顕著な改善を示した.頑固な後頸部こりと肩こり, 頭皮・両手掌・足底部のビリビリとした知覚過敏, 睡眠障害, 集中力低下, 夜間に生じる両肘関節痛は, ノイロメーターで探索した後頭部のA点への刺絡でいずれも顕著な改善を示した.漸減期間の14週間, 中止後の観察期間25週間もほほ良好な経過をたどった.
- 1998-01-01
著者
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加藤 信世
東京女子医科大学衛生公衆衛生
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加藤 信世
東京女子医科大学衛生学公衆衛生学
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加藤 信世
東京女子医科大学衛生学公衆衛生学教室
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加藤 信世
東京女子医科大学 衛生公衆衛生:東京女子医科大学東洋医学研究所
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