ヨモギハムシの地理的個体群間における発育零点, 有効積算温度, 生存率の比較
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Six geographic populations of Chrysolina aurichalcea were reared at seven constant temperatures to analyze the species wide distribution range. The developmental zero was about 7℃ for all populations. It is rather lower than that of general insects in temperate regions, reflecting the active life-cycle in the cold season. The thermal constant was split into two groups (467-490 and 524-538 degree-days). The former group includes Yakushima, Mikkabi, Matsumoto and Sanjiro (southern populations); the latter group includes Utsukushigahara and Sapporo (northern and alpine populations). The groups also seem to correspond to the 31 and 41 male chromosome numbers, respectively. Body weight decreased with increasing temperature for Yakushima and Sanjiro. The survival rate was highest from 15℃ to 26℃, quite high even at 13℃ or 10℃, but at 30℃, most individuals from the fourth instar to pupa died. These characteristics suggest that the species or a closely-related ancient species originated from the northern temperate zone and that it has adapted to different environments by shifting its seasonal cycle to maintain its active stages in the cooler season.
- 1996-08-25
著者
関連論文
- 有機栽培条件における在来種の選抜がダイコンの生育・収量および外観品質に及ぼす影響 (有機農業と国際協力) -- (有機農業を研究する)
- 日本の絶滅昆虫(第29回)長野県で絶滅が危惧される昆虫とその保全
- ヨモギハムシの色彩多型研究の現状と問題点について
- 分布域の異なるヨモギハムシChrysolina aurichalceaの成虫休眠におよぼす日長と温度の影響
- ヨモギハムシの地理的個体群間における発育零点, 有効積算温度, 生存率の比較
- A120 ヨモギハムシの繁殖戦略と食草フェノロジーとの関係(生態学)
- E215 関東地方における染色体数の異なるヨモギハムシ群の分布と色彩2型の頻度(分類学)
- D411 染色体数の異なるヨモギハムシ種群の分布及びその色彩二型の頻度 : 補足調査結果を中心に(生態学・植食性昆虫・地理変異)
- D67 染色体数の異なるヨモギハムシ種群のマクロ、ミクロな分布について(地理的分布・地理的変異)
- F20 ヨモギハムシの染色体数の異なる二型の日本列島及び韓国における分布(生活史・分布)
- キシャヤスデ, ヒガシオビヤスデに含まれるシアン化物含量について
- カブトムシの角長変異をもたらす主な要因は何か
- D325 カブトムシの幼虫休眠(生活史)
- 作物の窒素安定同位体比からみえる有機農業研究の課題--管理と育成系統の異なるナス果実のδ15N値を例に
- 止め葉と精米の窒素安定同位体比の関係について
- 12-6 有機JAS認定米と近隣慣行栽培米のδ^N値と食味値の比較 : 止め葉と白米のδ^N値の関係(12.農産物の品質・成分,2007年度東京大会)
- 16-4 緑肥間作の導入が畑土壌の理化学性および作物収量に及ぼす影響(16. 畑地土壌肥よく度, 2006年度秋田大会講演要旨)
- 緑肥間作の導入による大型土壌動物群集の変化とそれに伴う土壌理化学性と畑作物収量の改善 (いのち育む有機農業) -- (有機農業を研究する)
- 12-1 有機JAS認定米と近隣慣行栽培米のδ^N値と食味値の比較北陸産米3カ年(2002-04年)の調査結果(12.農産物の品質・成分,日本土壌肥料学会 2005年度大会講演要旨集)
- 不耕起・ライ麦被覆処理による大型土壌動物群集の変化とそれに伴う土壌理化学性と畑作物収量の改善 (有機農業法のビジョンと可能性) -- (有機農業を研究する)
- 農地生態系の土壌圏-安定同位体比を用いて食物網を探る- : 9. 緑肥作物の間作が野菜のδ^N値に及ぼす影響(12. 農産物の品質・成分, 2004年度大会講演要旨集)
- 有機JAS認定産米のδ^N値と食味値による品質評価について
- 12-1 有機JAS認証米と近隣慣行栽培米のδ^N値と食味値(12.農産物の品質・成分)
- 耕起法と肥料の種類の違いが作物の窒素安定同位体比に与える影響 (岐路に立つ食の安全政策) -- (有機農業を研究する)
- 6-13 農地生態系の土壌圈 : 安定同位体比を用いて食物網を探る : 2.土壌動物と土壌のδ値の関係について(6.土壌生物)
- 有機と化学施肥で生育するキュウリの菌根菌共生、生長および養分吸収
- 二年連続耕起とマルチ被覆が大豆の根粒形成、菌根菌の共生定着及び収量に及ぼす影響
- 不耕起・有機農業畑の異なる微小環境内の中型土壌動物相
- ヘイケボタル幼虫の生存と発育に及ぼす生息密度の影響
- C45 ヨモギハムシの種内変異の研究とその問題点(分類・進化)
- Z44 ハムシ科の染色体数について(ワーク・ショップ)
- A408 発光パターンの異なるゲンジボタル二型のアロザイム変異(進化学・DNA・アイソザイム変異)
- B309 アイソザイムからみたホタル亜科の系統(分類・形態学)
- A4 アイソザイムから見たヒメボタル属の系統II(分類学・形態学)
- ヨモギハムシの地理的個体群間のアロザイム変異
- B-16 ヒメアシナガコガネの日周活動(行動学・日周行動・配偶行動)
- E-40 長野県内にみられるキシャヤスデの分布について(生活史・その他)
- ドウガネブイブイの生活環, 異なる標高環境下でのその適応に関する実験的検討
- Carabid Beetles : Their Adaptations and Dynamics, P.J. DEN BOER et al. ed. (1986) Gustav Fischer, Stuttgart, New York, 551 pp. (Paper back)
- D-27 けい光水銀灯と高圧ナトリウム灯への誘引昆虫数の比較(毒物・殺虫剤・発生予察・防除技術・天敵・生物的防除)
- E219 ドウガネブイブイの幼虫休眠に及ぼす温度の効果(生育と環境)
- ドウガネブイブイの生存率と発育期間--特に発育期に結びついた温度変化の効果〔英文〕
- 538 ドウガネブイブイの産卵時期の違いと幼虫の発育経過 : 越冬後の発育経過を中心に(一般講演)
- 343 ドウガネブイブイの産卵時期の違いと幼虫の発育経過(一般講演)
- ドウガネブイブイの生活環の自己制御について : 野外におけるポット実験より(一般講演)
- 140 ドウガネブイブイの生活環の自己制御について
- 多毛リレー間作と地表有機物敷きで天敵保護によるキャベツの害虫対策
- キシャヤスデの生物学
- キシャヤスデの産卵誘起に及ぼす低温の効果