コンピュータ学習における学習者挙動の複雑性について
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概要
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コンピュータ学習の分野では、学習者をシステム側で理解しようとする試みは進んでいるが, 学習者の挙動をマクロ的に見ようとする動きは見られない.その反面, カオス理論やフラクタル理論という複雑系理論の分野では, 時系列のデータの動きをマクロ的に見た研究が中心であり, 人間の脳や心臓の動きのような生態系のカオスに関する研究も数多く報告されている.コンピュータ学習を行う学習者の挙動全体が, カオス的な挙動を示しているかという点について, 問題解答時間の時系列データによる相関次元をもとに分析処理を試みた.その結果, 学習者挙動のランダム性は否定され, カオス性が示唆されていることが判明した.
- 日本教育情報学会の論文
- 1997-12-25
著者
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