ガンの心身医学的治療の試み : 生きがい療法
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概要
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私は日々病院でガン・難病の人々の治療にあたっている内科系の医師である。約20年前からガンの心身医学的治療法を開発し「生きがい療法」と呼んでいる。この療法は心理学的には、日本で開発された森田療法を、生物学的には精神腫瘍学を学問的ベースとしている。方法は5つの心理的社会的な生活指針を、通信教育や個人学習、集合学習で学ぶ、心理教育的な方式をとっている。内容はユーモアトレーニング、イメージトレーニング、絵画療法、クイズ、日記助言、共同体験学習などユニークな方法で組み合わせて構成されている。私の実験によるとユーモアを理解し笑うことやイメージトレーニングを実行することは、ガンに対する抵抗力を高めることが判明した。また、欧米の研究によると、ガン患者に心理学的治療を行うことは再発率、死亡率を大幅に低下させることが明らかとなっている。
- 国際生命情報科学会の論文
- 2000-03-01
著者
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