SL理論モデルを用いて,中間看護管理者の業務達成度自己評価と他者評価との誤差に関する一考察
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概要
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看護部長の職務は,看護組織を活性化させることによって,看護サービスの質の向上に努めることである。この研究の目的は,中間看護管理者の自己評価と看護部長の他者評価との差を客観的に考察することである。この客観的考察の結果は,重要な情報源となり同時に,看護部長自身の自己変革を促すデーターとなるのではないかと予測しこの研究に取り組んだ。自己評価と他者評価に差が起こることは,日常的にも認知されていることである。今回の調査においても,自己評価と他者評価に大きな差を生じた事例の内容が明らかになっている。SL理論が推奨しているように,相手に求めるよりもまず,管理者自身が自己変革に挑戦してみることが必要であると再認識する機会となった。常に状況を意識しながら行動することは,変革者であることの第一歩であり,そうすることが看護部の戦略的実践に向けて,より良い効果が挙げられるとの結論に至った。
- 広島文化学園大学の論文
- 2000-03-25
著者
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