地域ボランティアが運営するインターネット・サーバのセキュリティ管理
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
大学開放活動の一環として,インターネット・サーバを地域に公,開する試みを行なってきた。サーバを公開する際の主な問題は,システム運営に必要となる負荷の軽減と,境界ネットワークに置かれたサーバのセキュリティ管理である。大学のシステム管理者の負荷を軽減するために,地域のボランティア管理者を募集してシステム運営を分担する体制を整えるとともに,利用者にとって制約の少ないセキュリティ管理方法を模索して約1年間の試験運用を行なってきた。セキュリティ管理は,protect, detect, reactのすべての段階で抜けのないセキュリティ対策が要求される。しかし,あまり厳格な管理は利用者に多くの制約を課し,利用意欲をそぐおそれがある。そこで,実運用の経験にもとづき,必要最小限のセキュリティ機能を確保しつつ利用者に最大限の自由を与えるセキュリティポリシーを適用した。このセキュリティポリシーと実現方法について述べる。
- 富山大学の論文
著者
関連論文
- ノースウエスタン大学の創造性教育
- 地域ボランティアが運営するインターネット・サーバのセキュリティ管理
- 高岡市ホームページを利用したWeb上の電子掲示板に関する事例研究
- イントラネットを利用した行政情報提供システムの試作と検討 : Web上での情報管理に関する一考察
- 分散ネットワークにおけるサーバの集中管理法 : WWWホストへの実装
- 内部情報の保護と外部への公開を統合したネットワークの設計と構築
- 学内LANにおけるシステム運営の効率化とユーザサービス向上の試み